賃貸で修理立ち合いを拒否すると解約に!?民法606条の修繕協力義務

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どうもー!不動産管理会社勤務のアラサーブロガー
みやへいでございます!!

ここ最近は繁忙期らしく、有難いことに入居の申し込みが
バンバン入ってきておりまして大忙しです。

 大忙しといえば、昨年9月4日、近畿地方を中心に甚大な被害をもたらした
台風21号の後は、本当にバタバタしました。

その爪痕は凄まじく、みやへいの会社の管理物件も駐輪場の屋根が飛んだり、ベランダの間仕切りが破損したり、瓦屋根が崩れたり、等々
今までに経験したこと無い数の被害があり、その後の復旧にはかなり難儀しました。
中でも、居住中のお部屋に入らないといけない作業の、入居者さんとの日程調整が一番大変でした。

ベランダの間仕切り補修や、物件の屋根損傷に伴う雨漏りの修理など、室内に入らないと作業ができない場合は入居者さんに立ち会っていただく必要があるのですが、一筋縄でいかないことが多く、仕事などで立ち会える日にちが限定されてしまう方が少なからずおられます。

雨漏りなど、内容によっては早急に修繕しないと、被害が広がってしまうようなケースもありますので、そのような、緊急を要する場合は入居者さんにお願いして、管理会社やオーナーさんで代わりに立ち会って工事をすることもあります。
しかし、すんなりご理解いただけるケースもあれば、
”自分が居ない状況で知らない人に家に入って欲しくない” と仰る方も一定数おられます。

当然、誰も好んで入って欲しい、なんて人はいないと思いますが、修理もしないといけません。
そういった時に入居者さんが、協力を拒んだ場合はどうなるのでしょうか。

 この問題は貸す側も借りる側もお悩みの方が非常に多いと思いますので、参考にしていただければと思います。

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民法606条の修繕協力義務とは

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先述のケースについて、民法の第606条で下記のように定められています。

  • 賃貸人は、賃貸物の使用及び収益に必要な修繕をする義務を負う。
  • 賃貸人が賃貸物の保存に必要な行為をしようとするときは、賃借人は、これを拒むことができない。

1項については記載の通りですが、要はオーナーさんは賃貸する(居住してもらう)上で、最低限必要な修繕が義務付けられており、水漏れがあってもほったらかし、設備が経年劣化で壊れてもほったらかし、ではいけませんよ、といった内容です。

2項は難しく書いてあるようですが、ここでいう賃貸物の保存に必要な行為とは、1項と同じで建物を維持する為に必要な修繕という認識でOKです。
賃借人はこれを拒むことができないとありますから、修繕の要望があった際には管理会社もしくはオーナーさんに立ち会ってもらうか、それが嫌ならいくら仕事で忙しくても、時間を作って立ち会うか、家族や知り合いに代理での立ち合いをお願いするなどして修繕に協力しなければなりません。

 管理会社の立場として言えるのは、なにか後から物が無くなったとか言われては困るので、できるだけ入居者さんの方で立ち会ってもらうのがお互いにベターだと思います。

民法改正法案が成立、2020年に施行

2017年5月26日に、民法(債権法)の改正法案が成立し、2020年4月に施行されることになりました。
上記の民法第606条 1項においても追記があります。蛍光マーカー部分が追記部分です。

民法第606条1項 改正後

賃貸人は、賃貸物の使用及び収益に必要な修繕をする義務を負う。
ただし、賃借人の責めに帰すべき事由によってその修繕が必要となったときは、この限りでない

少々本題から脱線しますが、改正後は賃借人の故意、又は過失によって生じた、賃貸物の使用及び収益に必要な修繕については賃貸人による修繕義務はなくなるということです。

拒否するとどうなるの?

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民法第606条では、賃借人は修繕の協力を拒むことはできないとありましたが、
もし拒否した場合はどうなるのかといったことが、民法第607条に明記してあります。

 

民法第607条

賃貸人が賃借人の意思に反して保存行為をしようとする場合において、そのために賃借人が賃借をした目的を達することができなくなるときは、賃借人は、契約の解除をすることができる。

つまり、拒否した場合は契約の解除事由になりますので、注意しなければなりません。 

民法第615条

賃借物が修繕を要し、又は賃借物について権利を主張する者があるときは、賃借人は、遅滞なくその旨を賃貸人に通知しなければならない。ただし、賃貸人が既にこれを知っているときは、この限りでない。

ちょっとでも、被害が拡大する予感がするならすぐにオーナーさん、もしくは管理会社に連絡しましょう。

漏水の放置は危険!通知義務とは

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あと注意しなければならないのが、立会い等が面倒だからと言って修繕が必要な部分があるにも関わらず、それを放置して賃貸人(もしくな管理会社)に報告しないと取り返しがつかなくなるケースもあります。

例えば室内で水漏れがあって、それに気付いてはいたものの、少量の水漏れだから大丈夫だろうと思って外出し帰ってきたら部屋中水浸しで、階下に漏水していた、なんてケースは最悪です。

まとめ

賃貸物件にお住まいの方で、特に老朽化の進んでいる物件なら、こういったケースに遭遇することもあるかと思います。

そんな時に、このブログの内容を把握しているのとしていないのでは、対応の仕方や捉え方に大きな差が出てくるかもしれませんので、参考にしていただければ幸いです。

 ではまた次回をお楽しみに!!

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